相談するときのポイント

行政書士の佐々木あづさです。


前回(3回目)のコラム

「申請をするとき、申請をした後に気をつけること」では、

大切なのは申請をする制度の決まり(ルール)を守ることとお伝えしました。

続いて今回のコラムでは、「相談するときのポイント」をご説明します。


相談は早めがおすすめ


「まだ大丈夫」となだめるように自分に言い聞かせているときは、

すでに心のどこかに不安が生まれています。

「もうそろそろ限界」のサインととらえて、相談先を探し始めましょう。


早めに相談するとよい理由は、いろいろとあります。


まず、体力と気力に余裕があるうちに相談したほうが、

落ち着いて話しができます。


また、手続きなどに時間のかかる解決策も選ぶことができます。

反対に、切羽詰まった状況では、選択肢が減ってしまうことがあります。


さらに、ひとつ目の解決策がうまくいかなかった場合に、

ほかの方法を試したり、違うところに相談したりすることもできます。


相談をするときに気をつけたいこと


相談したいことを簡単なメモにまとめていくと、相談時間を短縮できます。


「いつから・何が・どうなって」困っているのか、

事実(現実におきたできごと)を中心に伝えると、

相談相手が理解しやすいです。


相談ごとを話すときは、感情的にならないように気をつけましょう。


辛さをわかってほしいという気持ちが強くなると、

興奮して、言葉がうまくまとまらなくなります。

感情がたかぶってしまったら、深呼吸をして息を整えます。


相談した先でうまく解決策が見つからなかったときは、

「ほかに相談できるところを教えてください」と聞きます。


「どこに相談できるか」を案内することも、相談業務のひとつです。

「せっかく話を聞いてくれたのに、別の相談先を聞くのは申し訳ない」といった

気遣いはしなくて大丈夫です。


しっかり情報を集め、上手に情報を伝えて、

賢く福祉制度を活用していきたいですね。


皆さんが、日々、「ふだんの くらしの しあわせ」を感じられますように。


(文責・佐々木あづさ)



このコラムを書いたのは・・・

あづさ行政書士事務所 佐々木あづさ

行政書士。障がいを持つ2人の子どものシングルマザー(寡婦)。自身も社会福祉制度を申請する際、苦労した経験を持つ。もともと得意な情報整理能力と書類作成能力を生かし、平成26年に行政書士として開業。現在はセミナー、講演なども積極的に行っている。特技は柔道(参段)と手相占い。

0コメント

  • 1000 / 1000