弁護士に相談するタイミングとは

初めまして、弁護士の渡邊未来子と申します。
このようなお話ができる機会をいただき、感謝しております。

私が弁護士を目指した理由

弁護士を志望したのは、仕事を通じて様々な人生、世界を生きられると思ったからですが、

その一方で、幼い頃から両親の不和の間に立ち、母を助けながら

父から学費をもらうにはどうするか、子どもなりに考えた結果でもありました。

弁護士になり、結婚した後は、そんな不安を感じさせずに子どもを育てたいと思いましたが、
授かるのに時間を要しているうちに、相手との信頼関係からみて、そう育てられるかに不安を感じ、
社会の一員として、親御さん、特にひとり親家庭の親御さんのお手伝いを通じて、

子どもの笑顔を守ることを人生の新たな目標にしました。


迷うなら弁護士に相談を

自分自身も離婚を経験した際、それまでの弁護士としての経験にずいぶん助けられました。
これから、このコラムで、お役に立てそうなことを一つ一つお伝えできればと思いますが、

最初に申し上げたいのは、
離婚するかどうか、迷っているうちから、是非弁護士にご相談していただきたい、
ということです。

離婚したらどうなるか、しなかったらどうなるか。

分岐点の先がより具体的に見えます。


話してみるうちに、気持ちが整理され、今必要なこと、自分にとって大事なことが何か、

優先順位がわかります。


お一人でぐるぐる悩んでいる状態から、一歩抜け出すことができるはずです。

そして、
信頼できる相談相手を見つけたら、考えるのは、今、目の前にある選択肢だけにしてください。

選択の前にその先の選択肢を考えると、
こうなったらこうなる、ならなかったらこうなる、

という形で、予想がどんどん枝分かれして、何が最善なのかわからなくなります。

選択した結果が出たら、また相談すればいいんだ、

と考えるだけで、頭の中は整理され、胸の中もずいぶん軽くなるはずです。



次回は、離婚の方向で考えてみた時、何から始めるべきかをお話ししたいと思います。

よろしくお願いいたします。

 


このコラムを書いたのは・・・弁護士法人ForPEACE渡邊未来子

1974年茨城県生まれ。東京大学教育学部付属高等学校卒業、早稲田大学法学部卒業。最高裁判所司法修習(第53期)。都内企業法務事務所、一般民事事務所勤務のほか東京法務局、東京国税不服審判所での任期付公務員を経て2019年1月、わたしのみらい法律事務所を開設。2022年11月、弁護士法人ForPEACEに参加。弁護士資格のほか、保育士、チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラーの資格を持つ。

0コメント

  • 1000 / 1000